Norton Internet Securityという名の悪夢
セキュリティ製品アップデートのいちユースケース
Windowsマシンに入っているNorton Internet Securityの「更新期限」があと数日になってしまった。起動時にアップデートキーの購入を促される。
仕方がないのでオンラインストアに行くと、「製品の更新はもうできないので、新しい製品を購入せよ」と指示される。どうやら、2年以上は継続できないらしい。
仕方がないので、新しい製品をクレジットカードで購入する。
仕方がないので、面倒な手順を経て製品をダウンロードし、サイトに記載の手順に従って、インストールを実行してみる。
すると、「インストールするには現在のバージョンを削除して、再起動してください」と促される。
仕方がないので、プログラムの追加と削除で削除をする。
すると、「削除ではなく変更から実施してください」と言われる
仕方がないので、「変更」からアンインストールを行う。
しばらくすると、「セキュリティで保護されていない」ことを知らせるダイアログが「常に手前に」出るようになる。OKを押す。後ろのグラフが進まない。これを何度も繰り返し、ようやくこのダイアログの後ろに検疫されたファイルを削除するかどうかを問うアラートのダイアログが出ていることに気がつく。
仕方がないので、はいを選んで進める。
十数分後、ようやくアンインストールが終わり、再起動を促される。
仕方がないので、WIndowsを再起動する。
「更新のインストール」を忠実に実施するうちに、いつのまにかWindowsの再起動は私にとっては一大事になってしまった。再起動だけでゆうに10分はかかる。しかも、再起動直後にNorton Internet Securityを有効にしないと、さきほどと同様のダイアログがずっと出続けることになる。
さきほどダウンロードした製品のインストールにとりかかる。
そして現在インストール中。
このような作業ほど、人を疲弊させることはないと思います。
なぜ疲弊してしまうのか。
人が主体となってシステムを利用しているのではなく、人がシステムに合わせた作業を強制されている、と感じさせる仕組みとなっているためだと思います。
私ははじめ、更新キーの入手なら、10分程度で済むだろう、と思い、作業を開始しました。しかしシステムが提示する「次の行動の指示」は私の予想を裏切るものばかりで、しかも中断をすることが難しい内容のものばかりでした。
あらかじめ、このような事態(すでに1時間が経過している)が予想されることを更新期限のアラートの時点か、少なくとも購入専用のページでユーザーに知らせるべきではないでしょうか。
セキュリティ製品を取り扱うということは、安全を売るということだと思います。そして、安全に関わることだから、様々なウイルスに対応することが第一で、そこにかかるコストは大変なものだと思います。しかし、ソフトウェアは裏の仕組みや機能が優れているだけではよい製品とはいえないと思います。
それに、現在提供されている製品が「本当に必要な機能」だけを絞り込んで提供しているかというと、必ずしもそうではないと思います。
ソフトウェアが、ユーザーに対してどのような態度で対話するのか、という部分で、Symantec社は一層の努力が必要なのではないでしょうか。
ようやくインストールが終わったようで、システムが再起動されました。今度は、ひたすら製品の更新を続けています。
すでに1時間30分以上が経過しています。もしあらかじめわかっていれば、こんな作業を朝の貴重な時間には絶対にやらなかったでしょう。
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